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2005年06月24日

21世紀の国連と日本 常任理事国入り問題

 国連は平和のための機関だ。創設から60年。国連の集団安全保障の機能は形骸化しつつある。冷戦崩壊後、世界で唯一の超大国となったアメリカが国連の勧告を振り切り、イラク戦争に踏み切ったのはその象徴的な出来事であった。
 国連の無力化が叫ばれる中、今年3月、アナン事務総長が国連の改革案を発表し、常任理事国の拡大を打ち出した。常任理事国入りを狙う日本にとっては願ってもないチャンスとなった。だが新たな常任理事国には現常任理事国が持つ特権でもある「拒否権」は与えられない。日本は必ずしも拒否権に固執していないが、日本と同じく理事国入りを目指すインドは拒否権の付与を強く要請するなどG4の中でも意見の食い違いもある。
さらに歴史問題などで日本との関係が悪化している中国、韓国は日本の理事国入りに反対を表明し、頼みの綱であるアメリカも国連の改革には消極的だ。そういった流れの中、国際社会の中で日本という国はどうあるべきなのか、日本に出来ることは何かをいま一度考えたい。
 国連の集団安全保障が機能しない理由は拒否権にあるといえる。何かを決議する際に、拒否権を持つ国同士が対立して機能マヒに陥りやすいためだ。しかし拒否権を廃止することは簡単にできない。大国が国連に残るのは、国連の外で自国に不利な決議がされるのを眺めるよりも、拒否権を行使した方がよいと考えるからだ。アメリカに限らずこの既得権を守ろうとするのは国家の本能ともいえる。この拒否権問題が解決しない限り、本当の国連改革は進まないのではないだろうか。
 拒否権も与えられず、憲法9条の観点から集団的自衛権も行使できない。その中で日本が常任理事国入りを果たせば何が起きるのだろうか。まず、世界中の多くの国と同じように軍隊を派遣できるようにと憲法改正論議に拍車がかかるだろう。同時にそれは戦後日本が築いてきた平和ブランドを放棄することになる。戦後、憲法9条が果たした役割は大きい。いまでも紛争の激しい地域からは戦争放棄を謳った9条は尊敬の念を集める。日本には世界の先頭に立って本当の平和とは「力による平和」ではないことを示してほしい。


☆今日の1曲
ソウル・フラワー・ユニオン / 極東戦線異常なし!?
 

posted by パンクSAMURAI at 22:37| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | マスコミ、ジャーナリズム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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